智蔵の家には、省エネ性能をアップさせつつ、快適性を高めるために
地熱利用換気システムが採用される事が増えて来ました。
このシステムは10年ほど前に私が試験的に開発した物を実用化した物であり
データ蓄積を行った上で製品化いたしました。
このシステムは公開特許という形で、登録してあります。
特許情報プラットフォーム
これがシステムの核となる地熱交換機です。
地中温度の安定した深さに埋設し、24時間換気の給気を通す事によって
夏は冷却及び除湿され、冬は加温された外気を建物内に供給する事が出来ます。
システムに使用している電力は、24時間換気用ファンと、サイクルファンのみで
合計約15W程度(建物の面積により変動)と、熱交換換気システム約100wと比べて
非常に省エネです。
外気取り入れ口にはPM2.5対応のフィルターを装備し、外気の汚れもシャットアウト
とても快適な室内空間が実現できます。
1月の温度データです。一応エアコンは24時間稼働で動かしていますがほとんど
止まった状態です。
7月の温度データです。エアコンは使用していませんが、室温26~27度で安定しています。
また、湿度も60%台前半と非常に理想的な数値になっております。